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小日向ゆか「レジェンド・ポーズ」 ~グラビア界の伝説~ 夏目雅子さんポーズ

[ 2023年9月18日 11:00 ]

夏目雅子さんポーズをとる小日向ゆか
Photo By スポニチ

 プロ野球にミスターがいるように、グラビアにも伝説のスターがいた。そして王貞治の一本足打法のようにグラビアにも歴史的なポーズがある――。そんな伝説の美女たちが生んだ〝レジェンドポーズ〟をグラビアマニアでもある現役グラドルの小日向ゆか(26)がモーレツなリスペクトとともにオマージュする異色の連載。第3回は「夏目雅子さんポーズ」です。

 今から46年前の1977年に衝撃的な広告ポスターが登場しました。カネボウ化粧品が展開したキャンペーン「Oh!クッキーフェイス」。小麦色の肌がまぶしいトップレスの美女が、乳房を両腕で隠しながら楽しそうに笑っています。

 起用されたのは西山雅子。当時19歳。夏用ファンデーションのキャンペーンだったことから、これを機に「夏目」の芸名で活動を開始。伝説の女優、夏目雅子さんの誕生です。

 この一枚から、昭和のレジェンドが生まれたと思うと凄いですよね。というのも、このポスターを見た映画監督が一目惚れし、まだ無名だった夏目さんを菅原文太さん主演の大人気シリーズ「トラック野郎」のマドンナ役に抜てきしたんです。このポスターがいかにインパクトがあったのか、その反響の大きさが分かりますよね。この斬新なポーズに挑戦した夏目さんはもちろん、当時の化粧品メーカーさんや広告クリエーターの人たちの先進性や創造性に圧倒されます。

 そんな私が今回オマージュするにあたって一番意識したのは、実はお胸じゃなくて「表情」です。夏目さんの笑顔、凄いですよね!パッと見た瞬間、この素敵な表情に目を引かれます。見てるこっちまで楽しくなってくる、はじける笑顔はどこかはにかんでいるようにも見えます。

 グラビアにおいて「表情」は凄く大事だと思っています。でも、この夏目さんの表情は簡単にマネできるものではないので、自分なりにリアルな状況を作りたくて「ビキニのヒモが外れちゃった」という設定にして挑戦してみました。お外に出て撮影もしたので、誰かに見られているかも!というドキドキ感もあって、恥ずかしいけど楽しくてはしゃいでる感じが出せたかなって思います。

 お胸の形も下着をつけている時とは違う、独特の生々しさがありますよね。何事も向上心と柔軟性が大切だと教えてくれた夏目雅子さんポーズ。その教えを胸にグラビア道を駆け抜けます!

 ◇小日向 ゆか(こひなた・ゆか)1997年(平9)8月26日生まれ、群馬県出身の26歳。21年にグラビアデビューし、その容姿から「Fカップの有村架純」と話題に。今年のSANYOイメージガール「10代目ミスマリンちゃん」就任。身長1メートル60、バスト87センチ。

 ◇夏目 雅子(なつめ・まさこ)1957年(昭32)12月17日生まれ、神奈川県出身。76年テレビドラマでデビュー。77年カネボウの広告に出演。まだ「手ブラ」などの呼び名がなかった時代に両腕だけで胸を隠したポーズが話題となり、映画「トラック野郎・男一匹桃次郎」のマドンナ役に。翌78年ドラマ「西遊記」の三蔵法師役で人気者に。82年の主演映画「鬼龍院花子の生涯」の台詞「なめたらいかんぜよ!」が流行語となった。85年9月11日、急性白血病のため27歳で死去。ちなみに「手ブラ」という呼び名は96年に女優の大塚寧々が起用された紳士靴の広告が端緒とされる。

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